塩月悠原画展

こんにちは佐賀芸術物語です。

今回は、塩月悠さんの本の出版記念と個展のお知らせです。



『動物のいるはなし』(書肆草茫々・2011年1月1日刊)


分野の違う4名による動物アンソロジー。内容は、園田寛(エッセイ「美の旅」)、富崎喜代美(掌編小説 「愛しい人たち」)、大園隆二郎(歴史散歩「江戸期の佐賀であったこと」)、模土靭(散文詩「科学といのち」)の各10篇。これに高野吾朗の「解説という名の散文詩」が加わり、さらに塩月悠の絵が各篇に1点ずつ挟まれている。
「人とは異なる生き物がいることで、こんなにも世界は豊かだ」と腰帯の惹句にある通り、面白くて複雑な味わいの奥行きの深い1冊である。
園田は佐賀新聞社論説委員、富崎は小説で受賞歴多数、大園は佐賀県立図書館近世資料編纂室長、高野は佐大医学部准教授で作家でもある。塩月は九州二紀会賞受賞の新進画家。佐賀で着実に良い仕事をしている6氏である。
版元の書肆草茫々(しょしくさぼうぼう)は八田千恵子が佐賀新聞社を退職後の2003年に創設した編集・企画・出版社で、『天山颪し 佐賀五人自選詩集』『劇作家 三好十郎』など「地味だが100年は残る本」(八田談)を出している。さらに2010年には文化冊子「草茫々通信」を創刊、2号の特集「草市潤の世界」は県外からの反響も大きいという。
『動物のいるはなし』は、積文館デイトス店(JR佐賀駅)、紀伊国屋佐賀店(ゆめタウン2階)で買える。
なお2011年正月の8日から、紀伊国屋佐賀店で塩月の「原画展」が開かれる。


□展覧会

塩月悠の原画展


●会期:2月1日〜28日

●時間:午前8時〜午後8時(日祝日は午前10時〜午後6時)

●会場:喫茶とねりこ(佐賀市白山アーケード内)


●アクセス:JR佐賀駅内バスセンターより「白山」下車白山アーケード内を徒歩1分


書籍:「動物のいるはなし」

価格:1500円

宜しくお願いします。